ほんとはずっと寝ていたい。

書けることがあるときだけ書くかもしれない。

平日に顔を合わせる人のはなし。

非常にありがたいことに、今の職場で、仕事をするのさえイヤだ、と感じる人は一人もいない。

今のところは。

アベノミクスのおかげで企業の懐は若干余裕を持ち始め、今は少し前と比較しても事業拡張を考えるところも多くなっていると思うけど、うちはその特異な性質と差し迫ったとある事情により、私が入社した5年前からずっと拡張を続けていて。

当初は私含めて2名の同時入社で、私達の後は社長が代替わりするまで、新規雇用はほとんどなかったのだけど。

一代目社長が定年退職されたあと就任された二代目社長は、年齢がすごく若い(残念ながら見た目はちょっと老けてた)いわゆるエリート街道を歩いてきた人で、でもすごい気さくで。

彼は、「この会社を大きくする」という使命を帯びて着任されたのだった。

あ、ちなみに、うちの会社はとある超大企業の子会社です。一代目もそちらからの出向であり、基本的にうちで社員と呼ばれる人はみな親方会社から任命されてうちにきています。
構成上、それと会社発足の理由上、主力社員(not管理職という意味)はみな契約社員

その二代目社長が、ついこの間異動された。
満3年以上勤める、という長いおつとめだった。

その間に会社の規模は、少なくとも私がこの会社に入った時から数えても、ゆうに10倍ちかくにはなった。

そのおかげか、入社当初には「辞める人の方がまれ」という印象が強かった社員の間にも「仕方ないね」って感じで、入ってしばらくして辞める人が出るような規模。

規模が大きくなると、人間の数が増える。

人間の数が増えると、あわない人との関わりも増えて、居づらい心地を覚えてしまうことで退職を選ぶ人も現れる。

私も、そこそこの数の退職者を見送ることになった。

寿(予定)退社の方もいたし、キャリアを求めて離れた方もいた。

人間関係の軋轢で長い休暇ののちひっそりとやめてしまった人もいた。

うちは他の会社と較べても相当柔軟に対応してくれる方ではあるが、それでも体調を崩して継続勤務が難しいため、離職を選んだ人もいた。

残念だけど、能力が会社の期待するところに及ばないために、離職勧告をされ、去っていった人もいる。

そんな中で、アフターファイブはもちろん、仕事で必要なコミュニケーションをさえ忌避したくなるほどの人は、いまの職場にはいない。

大変ありがたいこと。

一番最初に派遣社員で勤めた会社には、辞める2年程前から組まされることになった正社員の人と反りが合わず、相当辛い思いをしたので。

職場の人間関係でイヤな思いをした経験が比較的少ない気はしている。

周りの人に恵まれたのか、単に私が人間関係に鈍感なところがあるからなのかは、自分ではわからない。

わからないままの方がいいんだろうな、とは思っている。

年下の先輩の中には、口を開けば他人への愚痴が枯れることを知らない状態で溢れ出る人もいるけど、私はまだそこまで至っていないことを幸せに思う、7月の比較的過ごしやすい夜。